工事のトラックの音やパトカーのサイレンに起こされて、窓の外を見るとまだ午前3時前だというのに、たくさんの人の姿が見えた。そろそろ行動開始!
前日ABCストアで買っておいた、スパムにぎりとバナナをほおばって、ランニングウエアに着替える。靴のチップを確認し、記念に写真をパチリ。「さあ、出発だ!」
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ホテルを出るとすぐに走る格好をした人たちの一団と出くわす。ゾロゾロと一緒に歩道を歩いたが、あまりのんびりしているので、ウォームアップがてらジョグで先に行く事にする。周りを見るとあちこちのホテルがキラキラとイルミネーションに飾られて光っている。少しいくと給水場の準備をしていた。テーブルの上にドリンクを入れたコップを並べ、その上にダンボールを敷いてさらにコップを並べていた。3〜4段重ねて並べている。やはり参加人数が多いので前準備に余念がないなぁ。聞いた話では約3万人弱の参加だそうだ。そのうち1万7千人が日本人らしい。
ネットの情報では朝が寒いので、不要になったTシャツを着ていきスタート前に歩道に置くとボランティアの人が回収して再利用されるとの事。ワイキキも冬なので、朝は大分寒いとネットに書いてあった。だが、思ったより暖かく歩いていると軽く汗ばむ。Tシャツを脱いで手に持ってランシャツ姿で先に進む事にする。
道路も閉鎖されて歩行者天国のようになっている。アラモアナショッピングセンターが近づくと6車線の道路にあふれんばかりの人人人、、、。マラソンと同時にウォークの競技も開催されるらしい。
すごい人ごみで、もし仲間と居ても迷子になっちゃうだろうと思った。
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スタートへ向かう |
4時間〜5時間の看板を持った人が居たが、スタートロスが大分ありそうなので、先に進むことにする。3時間〜4時間の位置も過ぎてどんどん先に進んで行くとスタートの横断幕が見えた。2時間台の看板のあたり、先頭から10mくらいのところに陣取る事にする。周りを見るとあまり走って無さそうな人がたくさん居る。日本ではありえない光景だ。ストレッチなどをしていると、後ろから「ゾウさん」と声が。「え?!」と振り向くとそこには走り屋の仲間のトムさんが。聞くと毎年ホノルルに走りに来ているとの事。
トムさんからいろいろ情報をもらいながらスタート前の緊張をほぐす事ができた。大会ゲスト(マツケンサンバの真島さんかな?)やホノルル市長の挨拶がありドキドキしていると、目の前に居た女性がクルっと振り向き「あら、ゾウさん。」って、ハハランナーさんだ。
こんなに多くの人が居るのに、すぐ側に知り合いが居たなんて驚き! 待ち合わせをしたって会えなくなりそうな状態なのに、すごい縁があるねってお互いに驚きました。
いろいろとお話をしているとスタート5分前のコールが響き渡る。お互いの健闘を祈ってトムさんとゾウは右側の歩道寄りに位置を取ることにした。トムさんの話では少し進むと右側が広くなるので走りやすいそうだ。
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スタート間際 |
スタートの合図とともにたくさんの花火が上がる。みんな花火を見上げて先にすすまない。やはりお祭り騒ぎのマラソン大会だ。真っ暗な空にとてもきれいな花火が何本もあがる。
周りが動き始めたので、一緒になって動きだすことにする。目の前を走るトムさんについて行く事にする。歩道をうまく使ってどんどん先に進む。1kmも進むとトムさんの姿は闇の中に消えてしまった。さすが早い!
ところどころ生い茂った木の陰は暗いので足元に気をつけながら進む事にする。歩道の境目あたりにポールが立っているので、要注意だ。
周りの声援がとても多い。みんなこんな早朝からテンション高いなぁ。最初のエイドからアミノバリュを飲む。蒸し暑くはないが大分汗ばんできた。5km地点を過ぎ大きく戻るルートでスタート近くまで戻る。アラモアナショッピングセンターを見ながらホテル方向に戻るようなコースを走る。
先に出発した車椅子の人が頑張って進んでいる。まだ暗いのでぶつからないように注意が要る。ほどなくメインストリートのカラカウア通りに入る。ホテル街の真ん中を進む。イルミネーションがきれいだ。応援の数もどんどん増えている。日本語の声援が多く聞こえる。ホテル街を抜けるあたりでゴールのカピオラニ公園が見える。ここまで戻ってこなくてはならない。
6マイルを過ぎると10km地点だ。マイル表示だと距離感がピンとこない。10kmを過ぎて少し進むとダイヤモンドヘッドだ。8マイルあたりから上り坂だ。途中車椅子の選手が苦労していた。上りが続いてかなり苦しい。
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さあ、スタートだ |